煎餅ブログ＠銀座

過日、私が学生時代にラリーをしていた事を知っている友人から連絡があり、
「クラシックカーのラリーに出ない？」と誘われてしまいました。
今も車好きの私ではありますが、

化石燃料・CO2・排ガス・ECO・・・
EVがもう少しで一般にも販売される昨今・・・

そんなことを考えていたところに、その友人から電話があり「ラリーへの参加の説明と、ついでにJCCA主催のニューイヤーミーティングがお台場で開催されているから見に行こうよ。」と言われ、お付き合いをすることにしました。

ニューイヤーミーティングとは1979年以前に生産された車（主に国産）の展示や、パレード、車のパーツのフリーマーケットなどを行うクラシックカーのイベントと思います。
現地に行って驚きました。

何と人の多いこと！！
古い車ってこんなに人気があるだ！！
若者の車離れってホント？
現在の自動車産業が直面している販売不振は・・・？
私が初めて買った車と同型のスカイライン（KPGC10）が綺麗に現役で動いていること（38年前）！！
今では懐かしいキャブレター（気化器）ウェーバー・デロルト・ソレックスなどが売られていること！！

久しぶりに見た車や部品に感動してしまいました。
欧米には車の文化があり、クラシックカーのイベントなどが昔からあったと思いますが、日本にも古いものを大切にし、車を愛でる人たちがたくさんいることを知りとても嬉しく思いました。
近年、和装着物の古いものを若い人たちが着ているのをよく目にするようにいなりました。車はメンテナンスをしっかりすれば、30年も40年以上も使用出来るものですし、着物も何世代・百年以上でも着回す事の出来るすばらしい文化を持っています。良い物を永く使う事はすばらしいことです。

そう言えば、弊店の煎餅の焼型や焼印には大正時代の物も多く残っています。現在も使っている型もあります。簡単な煎餅焼機も古い物は40年近く経過している物が有ります。大切に、丁寧に、使用することで愛着を感じ、良い製品が出来ると思っています。
昔の車に乗った時、古い着物を着た時、使い込んだ道具で製品を作る時、昔の事に思いを馳せながら、先人のこころを現在にどう上手に調和させていくかが大切かなと感じています。

ニューイヤーミーティング
（http://www.jcca.cc/event/2009/newyear/index.html）